いつも心に太陽を 唇に歌を

" 晴れ時々弾き語り、のちタコス "

自転車のパンクで想ったこと

不運なことにちょうどたくさん荷物がある日に限って

自転車の前輪がパンクしてしまった。

駅の駐輪場に善意でいつも置かれている空気入れに手を伸ばす。

「これで助かったぁ。」と、思いきやまさかの空気入れも故障品状態...。

ついてない日とはこういうものか。

 

仕方なく右手で出張用のキャリーケース、もう左手でハンドルを持ち

駅から家までトボトボと20分ほど押して帰る。

ペチャンコのタイヤがアスファルトの熱で焼けそうで痛々しい。

この自転車は妻が乗っていた形見みたいなものなので

大切に長く乗りたいから余計にそう感じてしまう。

 

真っ昼間。今日もここのところ続いている真夏のような灼熱と熱波。

汗だく。額をぬぐってもぬぐっても流れ落ち目に沁みる。

 

帰宅後、改めて空気を入れ直すと前輪が勢いよくミシミシときしみ、

まさに息を吹き返す音がした。何だか自転車のタイヤに生命力を感じた。

不思議な、そして嬉しい気持ちになる。

 

やっと汗を拭き服を着替える。

昨晩から冷やしていたルイボスティーを飲み一服して昼食。

ニンニク、玉ねぎ、ちりめんじゃこ、サバ缶、塩麴、白ワインで

土曜恒例の「気まぐれパスタ」を作る。

最近健康のために買った全粒粉のパスタは普通のパスタより

もちもち感がなくてずっとイマイチだったが今日は美味しく出来た。

 

その後、銀色夏生の本を読んでいるとちょうど、

「トラブルや困難があったほうが日々の生活や人生には深みが出る」みたいなことが

書かれていて、確かにそういう見方もあるなぁと想った。

 

たかだか自転車のパンクとはいえ、その不運や不安を取り除くという過程で

気づきや学びがあるし、いくら気が滅入ってもその後の生活のリズムを

組み立て直すのはいつなんどきでも必要なことだから。