いつも心に太陽を 唇に歌を

" 晴れ時々弾き語り、のちタコス "

歩くこと、浸ること

昨日で仕事納め。

今日から大晦日まで3泊4日の予定で讃岐・高松へ入った。

この地を踏んだのはかれこれ9年半ぶり。

妻と7年間暮らしたこの街の景色を

なつかしさと感謝と感傷の中で歩く。

 

そう。

この旅の目的はただ歩き、ただ浸ること。

高倉健の映画にもそんなのがあったと思う。)

 

胸ポケットに妻の愛用していた眼鏡を忍ばせる。

居住まいにしていたマンションはあの頃のまま。

いつも使ってたスーパーへ行き妻が好きだったカマンベールチーズを買う。

すっかり忘れ去っていたクリーニング店の前を通り記憶が戻る。

妻が自転車で運ぶには多すぎる量のスーツやコート、ジャンパーを

前カゴから今にも落ちそうになりながらヨタヨタとよく運んでくれたことも。

 

もう無くなっていたり、逆に新たに出来た店舗もある。

時々利用していた弁当屋で当時妻と「これ美味しいね」と

言っていたおかずメニューはもう姿を消している。

仕方なく似たようなものを買って食べたがやはり違っていた。

 

"月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり"

さながら悟り切った古典文学の作者のような気分で迎える年の瀬。

 

涙は流していないが心で泣いている。

それも悪くない。