家族をあえて言葉で形容すれば、
自分的には「厄介で、面倒で、そして切ないもの」
ということになる。
一見、どの言葉もネガティブな響きがあるが
必ずしも負の面だけを指す訳ではない。
親子や兄弟の縁を断ち切った人や、
生まれながら孤児だったような人は、
そういう感覚がない分、解放され無関心を装って
生きていけるのかもしれないが羨ましいとも思えない。
自分の人生の絵画の中に(家族は)「厄介」「面倒」「切ない」と
いう色を少しでも持ち合わせていることは、そうでない人よりも
ある意味で恵まれているのかも。
そして「そう思える内が花なのだ」と
実家に帰り老親に会うたびに思う今日この頃。
「言葉のやり取り」ではなく(と、言っても普段から
照れ臭くほとんど発することも無いが)もうこれからは
「物言わぬ態度」が必要という域に入っている。